8月19日(火)

 


 久々に飲んで寝たせいか、早起きできた。

 相変わらずの曇り空だが、雨は降っていなかったので、さっそく釣行に出発。今日は八郎潟をあちこち試すことにした。盆の週が終わり、八郎潟のバサーも減ったのではと考えたからだ。

 まずは東部承水路の内側、ポンプ水門。

 八郎潟の水門の周辺は、車を停めるスペースはあるが、RV車でなければ側溝をまたいで堰堤側の駐車スペースに乗り入れられない。側溝に段差があるため車体に傷が付きそうだからだ。そのため路上駐車をするバサーが多い。

 しかし、ほんの20mほどの距離にあるポンプ小屋の周りには難なく駐車できる。たった20mの移動をいやがって路上駐車するヤツらは何を考えているのか。路上駐車をすることで農耕車が通りにくくなって農作業の邪魔になるなど、バスフィッシング対する悪評のタネを自ら生み出すことになる。だが、悲しいかな、路上駐車するようなバサーはそういう批判すら気に留めないのだろう。

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ほんの少し移動すれば通行の邪魔にならないスペースに停められる。

路駐厳禁!
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アシがびっしりの承水路でも、ポンプ水門なら陸っぱりでも攻められる。

しかし当然、誰でも狙うので激スレポイントでもある。

陸っぱり2人が来たが釣れず。近くにいたフローターだけが1尾上げていた。
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近くのヘラ台からもしばらく試したが釣れない。

場所はこのあたり。似たような水門がいくつかあるので自信なし。

東部承水路は諦めて、大きく移動することにした。八郎潟を北上。

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三種川河口の西側。

やはり実績ポイントのほうがいい。

どんよりと曇って降り出しそう。

場所はこのあたり
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ゴロタそばのウィードに絡めて釣れた。

20cm台後半。ウィードまわりは釣れるがサイズがいまいち。
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フェニックスサターンリングワーム・スプリットショット。

確実にフッキングしやすいのは軟らかいリングワーム。ウィードに絡めつつ引くにはショットを入れる。

まだ釣れそうだがワームの釣りはヤメ。
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パキパキとした良さげな水草が少し沖に生えていることがわかり、クランクで攻めることにした。

昔拾ったDAIWAピーナッツ(旧型)。もちろんフックは換えてある。
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よし!よくやった。えらいぞピーナッツ。さすが往年の名ルアー。

やはりパキパキした水草エリアには、バスがいるってことだ。

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35cmくらい。でもプックリとしていいスタイルのバスだった。

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このあと17日にも釣れた小さな流れ込みでヒットしたが、アシと流木にからまってしまった。

長い竹竿を持ってきてツツいたりして粘ったが、結局ラインブレイク。ゴメンなさい。


 バラしを機会に、食事もかねて、移動した。途中のコンビニで弁当を食べてから、八郎潟から離れて北上。

 地図を見て気になっていた「浅内沼」へ。広い沼なので道路から水面は見渡せるが、水辺に近づく道がわからない。グルっと一周して、田んぼに水路を見つけ、水路沿いのあぜ道を走って水辺へ近づくことができた。

 水路があるので着いた場所は水門になっていた。何度も車を切り返してあぜ道と水門そばの空きスペースになんとか駐車した。

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水門直下のゴミ溜まりにワームを落としたら小さなアタリがあった。

コバスだったのか、バスではなかったのかも。

他にバサーの姿がまったくないので心配になった。

場所はこのあたり
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雰囲気は良さそうなのだが、まったく反応なし。少し水が悪い。

バス用の袋ゴミが落ちていたので、バスはいると思うのだが・・・。

さっぱりなので、移動。八郎潟に戻った。
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やはりどうしてもここで釣りたい。西部承水路の水門。

思い入れのある場所だからと粘ったがまったくダメ。

諦めて早めの納竿にした。

【本日の釣果】
三種川河口…2尾
ほか八郎潟各地…0尾
浅内沼…0尾


 早めに引き上げて、久しぶりの風呂にした。この西部承水路の水門は大潟村の中心から近いので、暗くなる前にポルダーへ行って入浴した。身体中ごしごし洗いまくって、アカや汚れから脱皮した気分だった。

 キャンプ地に戻ると、ボクのテントと坊主ライダーのテントだけ。この夜も坊主ライダーと一緒に飲んだ。

 彼は島根から北上しているのだが、まず出発してすぐの鳥取砂丘でのんびり過ごし、急がずあちこち寄り道しながら秋田まで来ると八郎潟のこのキャンプ地でまた滞在してしまったとか。本州には居心地のいい無料キャンプ場は少ない。このあとずっと北上して北海道も旅するそうな。うらやましい。

 彼は昼間、本を読んだり、自作の三線(サンシン)を弾いたりして過ごしている。夕方になると近隣のスーパーを巡って、安い食材を探す。最近ではこのスーパー巡りが楽しくて、趣味のようになっているという。

 この日はうどんが安かったとかで、煮込みのうどんを作っていた。遠慮なくボクはごちそうになった。煮汁の味がうまく、かなりの料理通らしい。それはのちのち、明らかになっていった。


【翌日へ】

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