八郎潟遠征
ブラックバス釣り
&キャンプ、
犬連れの旅


 
5月4日(火)

 


 季節外れの台風の影響で、一晩中、暴風と豪雨が続いていた。何度も気になって起きては、どうにもならないので無理やり寝た。

 朝、テントの中でラジオを聞きながら、バタバタとテントの布が暴れる音を聞きながら、何度も起きては寝てを繰り返した。本当はトイレに行きたかったのだが、外に出るのが面倒なので、ガマンしていたのだ。

 コルを見ると、人間が起きてない間は静かに丸まっていた。こちらが起きてゴソゴソすると「何なに〜?」とやってきてはクンクンしはじめる。

 静かにして放っておくと、また自分の場所に戻って、ぺろぺろと自分の体を舐めたり、足で掻いたりしていた。

 昼近くになって、どうにもガマンできなくなってカッパ着て長靴履いてトイレに行くと、雨も弱くなってきていたのでそのまま起きることにした。腹も減っていたし、コルのトイレもあったし。

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前室屋根の下でメシ食っていると、タープ部分に水が溜まっていた。
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なんか、かなりヤバい状態。

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雨が溜まった重さのせいで、ペグが抜けそうになっていた。かなり危険な状況。

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ん?どうかちたの?

コルは「なーんにも考えてませーん」てなアホ面のまま。
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雨に強い作りになっているこのテントでも、強風に煽られフライシートが内幕に張り付いてしまっている。

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それに桜の花びらやその付属物みたいなものがテントにこびり付いた。メッシュの部分は風で吹き飛ばされないでしつこく残ってしまう。

テント上方が桜の木ばかりだから、仕方ないか。


 雨が弱くなったので、出かけることにした。長靴を買いにいきたいのだ。公園の草地は濡れているのでスニーカーではダメなので長靴で過ごすしかない。しかし長靴の中が濡れているのがどうにも勘弁ならん状態だったのだ。

 八郎潟を北上して能代市の市街地へ行く途中に靴屋と作業服屋を発見。両方の店を見比べて長靴探し。どちらもイマイチだったが、妥協して靴屋で長靴を買った。

 濡れていない長靴に、濡れていない靴下を履いて足を入れると気持ち良かった。

 これで動き回ることが苦にならなくなったので、釣行開始。雨はパラっと降ったり止んだり。

 昨日と同じ浅内沼となり。

 池に来ていた地元の中学生くらいのバサーに聞いてみると、この池は通称「内沼」と呼ばれているらしい。

 昨日と様子が違う。水の湧き出しがなかった。そのせいでまったく反応なし。ハードルアーやスピナーベイトを遠投してみたり、岸際のブッシュ下を狙ってみたり、いろいろ試すが釣れない。

 やっぱり湧き出しがなくなって今日はダメかと思いながら、ワームを足元のアシ際に通してくると・・・

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かなり岸から近くて浅い場所だったので、アシ際から出てきてワームをひったくる影が見えた。

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やっと釣れた。

30cm台後半。スタイルいい。

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ゲリヤマグラブ。スプリットショットリグ。


 かろうじて釣れたが、ほかはまったく反応がない。ここは陸っぱりしやすく、激スレポイントなのかもしれない。昨日の釣果からしてデカいのはいるのだが、岸から届く範囲はスレているか奥へ避難してていないかどちらかだろう。

 別の陸っぱりポイントを探しに、遠回りして池の対岸へ向かった。すると、歩いている途中で携帯が鳴った。Nyからだ。

 「ヘビみたいなのが釣れた〜!うわ〜ん。助けて〜」と騒いでいる。

 もしかして…と思いながら急いで戻ると・・・

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予感的中。

ぬめーとした顔が出ているヤツは、カムルチー(雷魚)だった。

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長さ50cm弱くらい。

上あごから鼻に抜けてしっかり刺さったフックを外すのが大変だった。

触りたくないし、噛まれたらイヤだし。


 このあと、b隊がやってきた。昨日の釣果を知らせて場所を教えたのだが、反対側にある池でやっていたらしい。その隣りの池でフローターで浮いて、何尾か釣ったようだがすぐに攻めるポイントがなくなったとか。それで改めて場所を確認したら隣りだったと。

 しばらく4人で周辺を狙ったが、さっぱり反応なし。ひとりkiyo氏が対岸まで行って、ぱらアシの中でダウンショットで40cmくらいのバスを釣り上げた。

 しかしあとが続かないので移動することにした。オレたちは八郎潟へ。b隊はカーナビを見ながら近くの池へ。

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一昨日、鯉師が占領していた西部承水路の水門。

どうしてもここで釣りたかった。

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はじめて八郎潟でバスを釣って以来、何度か釣れた思い出の場所なので、せめて1尾くらいは釣れりたかったのだが、さっぱり反応なし。

【本日の釣果】
浅内沼となり(通称:内池)…1尾



 西部承水路のポルダー近くの水門で夕まずめを狙ったのだが、反応がない。春は、東部は流入河川から冷たい雪解け水が流れ込んで水温が下がるから、流れが少ない西部のほうがいいと聞いていたが、この場所はダメだった。

 b隊の話では少し北上した橋の付近で朝一に釣れたそうだが、同じ西部でもここは釣れなかった。過去の釣果に影響されて、同じ場所を狙い続けるのはよくなかったらしい。

 暗くなるまで少し時間があったので、さらに移動。少し南下した対岸のアシが少なく陸っぱりできるポイントへ。

 ヘッドライト持って暗くなるまでやったが、さっぱりダメだった。東部も西部も八郎潟では釣れないのか、ポイント選びが悪いのか。

 台風の影響で水が濁ったり水温が下がったりして、全体的にバスの活性が下がっていることは否めない。

 明日は最終日。テントを撤収して、帰路につかねばならない。だから釣行の時間は少ししかない。さて釣れるのだろうか。


【翌日へ】

▲ウエ