八郎潟遠征
ブラックバス釣り
&キャンプ、
犬連れの旅


 
5月2日(日)

 


 早朝、テント内で目を覚ましてコルの方を見ると、ヤツはすでに起きていて目が合った。するとトコトコとオレの寝袋のほうにやってきて、顔をペロペロ舐めた。

 今朝は早起きせず、ゆっくりスタート。新しくて大きなテントをゆったり使ってみた。

 テントの外では、コルは逃げ出すし食い物を狙うので木につなぐ。

 東京から別動で八郎潟に来ている釣友のbabiとkiyo(bチーム)から、さっそく朝一で釣ったとの連絡が携帯メールに入ってきた。羨ましいが、まあまったりのんびり行こう。

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まわりの樹木はすべて桜の木。だから残った花びらが降って、テントまわりにこびりつく。

テントの前室屋根を上げてタープ代わりにして、その下に椅子を置く。
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このテントはゆったりサイズだし本格的な滞在型宿営の使用が考られている。

底面がゴムボートと同じ素材で水に強く、壁面はフライシートにも窓があって換気もできる。


 朝食を済ませ、コルのトイレも済ませ、釣行に出発。

 この公園内に10数張りのテントがあったが、ほとんどの人たちは出かけていた。やはりバサーが多いのだと思う。

 とりあえず、実績のあった三種川河口の西側へ。

 河口周辺をテキサスやプラグなどで攻めてもまったく反応なし。これだけ天気がよくなると、やはりダメなのか…。出遅れを強く感じた。

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護岸されて歩き易く、水辺はゴロタになっている。

コルは木につないで。

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そのゴロタのすぐ先にウィードや枝が沈んでいた。

岸から1mほどのシャローに、なにげなくワームを落としてみた。
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さくっと釣れてしまった。

けっこういいサイズ。
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測ってみると、40cmちょうど。幸先いいスタート。

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ヤマセンのちいさいやつ。ノーシンカー。

ただ落としただけ。


 場所を連絡してあったb隊もやってきて一緒に釣行するが、あとがさっぱり続かない。

 河口近くの枯れアシエリアで、後からやってきたバサーたちが連続で釣り上げていた。冬に湖面が凍ったせいで水面から少し上でアシが切れている状態の一帯で、何を投げても引っかかってしまうはずなのに、彼らはテキサスリグを投げて巧く根掛かりしないよう引きながらアタリを取っていたようだ。

 そのあと自分も同じ場所に同じようにテキサスを投げ込んでみたが、すぐに根掛かってまったく釣りにならず、もちろん釣れなかった。これが腕の差というやつか。

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コルは常に動き回り、余計なことばかりするので、つないでおかないと落ち着いて釣りもできない。


【本日の釣果】
三種川河口…1尾


 午後からは、八郎潟の南側にある塩口船溜へ。昨夏、爆釣体験したポイントだ。

 しかしさっぱり反応なし。バスが居つくウィードがあるのに、なぜか釣れない。春はこの場所には居つかないのか。

 しばらく河口周辺で試すが釣れず、移動。

 夕暮れ間近は、ポルダーの近く、西部承水路の水門。ここも実績ポイント。沖に向かって伸びているコンクリの足場から岸のアシに向かって投げることができるのでキャストしやすい。

 水門に行ってみると、なぜかテントが見えた。ちょうど水門手前のスペースにテントが張られ、水門左右両側のアシが刈り取ってあった。不思議に思いながらも、テントの中にいた人に「ちょっと釣らせてください」と声かけたら「あかんよ」みたいなことを言われた。

 あん?なんだろう?と思いながら左右を見ると、アシを刈ったところに長い竿を何本も立てて置き竿にしてあった。うわっ。鯉師だ。その人はテント前に座りこんで、砥石で草刈鎌をコリコリ研いでいた。ちょっと怖い。

 まるで自分の土地のように完全占領している鯉師に腹をたて、渋々帰ってきた。ムカつく。これでこの場所はしばらく使えないのだろう。

  このあと、公園のテントに戻ってメシ食って寝た。と思う。よく覚えていない。


【翌日へ】

▲ウエ