2004年7月17日(土)-19日(月)

ランカーを求めて西へ!−琵琶湖遠征

滋賀県:琵琶湖、宿泊地:リゾートイン サン八代




前説をとばして当日の話はここから

 babi掲示板でいろいろやりとりしているうちに、「琵琶湖へ行こう」という企画が持ち上がった。琵琶湖へ行ってデカいバスだけを狙うのだ。関東のチビバスや桧原湖のチビスモールじゃなく、50cmくらいのを専門に狙おうという大それた話しだ。それも岸から。

 はじめはbabiとkiyonだけで行く企画だったのだが、同僚に頼んで土曜を休みにして3連休となったのでオレも参加することになった。

 しかしkiyonは最後まで日程調整ができず、結果、18日の土曜にひとり帰京することになった。

 このクソ暑い中だし、移動が多いのでテント泊じゃなくてエアコンのある宿にして、素泊まりで格安の宿を予約できる「トクートラベル」を利用した。

 琵琶湖は広い。広すぎてエリアが絞れない。それでも話の行きがかり上、湖西〜湖北が中心になりそうだったので、そんな場所の宿を選んだ。

 ギリギリまで宿が決まらずドキドキしたが、予約が完了して宿が確定すると安心。

 車はbabi号。ロッドホルダーがあるので、3人分のロッドを積んでいくのに適している。そしてkiyonのための、18日の最終新幹線(のぞみ156号:京都 21:33 → 東京 23:48)のチケットが入手できた。

 狙うポイント選びはこのページこのページを参考にした。

 んで、次は琵琶湖のデカバスを狙う道具を用意した。


 オレはバス用のロッド&リールを3セット持っている。それぞれに合わせて琵琶湖仕様のタックルやリグを考えてみた。

 【その1】
2ピースベイトロッド:DAIKO AGRESION AGC602ML
DAIWA Millionaire CV-X 103L
LINE:YGK NITLON SOFT 16LB
クッションゴム内蔵の中通しオモリ(3号)を使って、ビッグカーリーテールやホッグ系のヘビキャロの構成。浜から遠投しまくり仕様。

 【その2】
PIXY限定ベイトロッド: DAIWA PIXY 631MLRB-04
DAIWA Liberto Pixy シルバーマイカL
LINE:TORAY BAWO POLYAMIDEPLUS 12LB
スピナベやプラグ系メインの構成。CALIBRAとかCB-350αとかSLEDGE-6SPとか。

 【その3】
2ピーススピニングロッド
DAIWA REGAL-Z 2500C
LINE:YGK NITLON SOFT 8LB
TSUNEKICHI AD常吉ワーム&AD JIG HEAD 0.75g の構成により「フワ釣り」(by村上晴彦)仕様。ワーム色はもちろん「コホクオリーブ」、琵琶湖・湖北バージョン。

 以上、今回買ったモノと以前から持ってたモノを組み合わせてロッドごとに構成した「琵琶湖対策3パターン」。

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その1

ヘビキャロセット

(画像クリックで別窓に拡大)
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その2

スピナベ・プラグセット

(画像クリックで別窓に拡大)
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その3

村上晴彦フワ釣りセット

(画像クリックで別窓に拡大)


 さて、出発の日。

 babiいわく、金曜夜の21:30前後に迎えに来るという。早く出発して早めに到着するためだ。オレが帰宅したのが20:20。急いで荷物をまとめて準備をしていると、出発したが渋滞で少し遅れそうだとの連絡。とりあえず、自分の車に荷物を持って行こうと駐車場に下りたら、驚いた。

 タイヤがぺっこりとパンクしているのだ。

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あ〜あ。

見事に空気が抜けたオレ号。助手席側フロントのタイヤ。


 今回はオレ号は出動しないので関係ないのだが、なんだかイヤーな感じ。不運の前触れを感じさせる。

 そのうちbabi号が到着した。荷物を載せるのが大変。3人分のウエーダーなど荷物が多い。普段は後部座席を使ってないらしく、シートが前に移動させていたのを人が乗れるよう調整して戻したり。

 そしてロッドの数が多い。babiとkiyonのロッドですでにロッドホルダー9本分を使っていて、残りは1本分。オレは1ピースロッドはちょうど1本しか持ってないし、2ピースロッドはまとめて仕舞えばいいのでこれでピッタリ都合が良かった。

 さて、出発。

 中央高速・八王子IC⇒小牧JCT⇒名神高速・大津ICあたり。およそ450km。

 はじめはkiyonが運転して、夜の高速道路をひたすら西へ向かった。

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夜の高速を西へ。

深夜なのに意外と車が多い。
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途中のSAでトイレに行ったら、babiの足元が…。寝ぼけていたのか?

しかし、後でこのサンダルの片割れを借りることになった。


 途中でbabiに交代したのだが、なんか右へフラフラ、左へグラリ。助手席に座っているオレとしては心配で仕方がない。「おい!危ない。気づいてたか?」と声をかけても生返事。

 ダメだコリャ。すぐに停まって運転交代。オレはbabi号はじめての運転だが、とくに問題はなさそうなのでオレが運転。カーナビを操作して、適当なポイントへ向かった。大津の手前の瀬田西ICで降りて、琵琶湖の南の瀬田川を北上して、琵琶湖へ。湖畔の南岸を北上した。

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4:00。琵琶湖に到着。

まだ暗い。

対岸の明かりがキレイに見える中、水辺ではボートのバサーが準備していた。
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水辺の公園にはあちこちに「リリース禁止」の看板があった。


 まだ暗い。湖畔沿いの道路には駐車場やトイレのある公園風のスペースがあちこちあった。ある駐車場に停めると車が多い。水辺に人影があったので近づいてみると、アルミボートやフロートボートで出撃の準備をしていたバサーだった。

 そっか。こんな暗い時間からやるのか。オレたちもどこかでやろう、と少し移動して水門がある駐車場へ停めた。

 初の琵琶湖だ。気持ちが早まって落ち着いていられない。とりあえずすぐに出せる1ピースのPIXYセットにトップ系のルアーを付けて、水門方向へ向かった。少し明るくなってきていたので、余計に気持ちが急いて早足になっていた。

 初琵琶湖キャストのルアーはジッターバグ。しかし反応がない。水草や流れの変化のある周辺に投げても反応がない。

 kiyonのほうを見ると下を向いて何かやっていた。babiは車から出てこないので寝ているらしい。

 するとkiyonが声をあげて、やって来た。

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初琵琶湖バスはkiyonが釣り上げた。

30cm台後半のいいサイズ。


 さすがkiyon。babiから師匠と呼ばれるだけのことはある。聞くと、ポンプから放水されて下から水が沸いているような場所があって、そこで釣れたという。ルアーはビッグバド。まさにトップのルアーに反応したのだ。

 オレもそこを試してみるが、あやしいのに反応がない。明るくなってよく見ると、その周辺はウィードが多いことがわかった。さらに、水が濁っている。

 ウィードの隙間にバジンクランクをキャスト。ロッドを立て気味にして、ウィードの間の表層を通した。

 ・・・バフォッ!出たっ!

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釣れた〜!

琵琶湖で初めてのバス。

うれすぃ〜!
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トップに出るほど高活性なヤツなのにサイズはいまいち。

20cm台後半。

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明るくなると釣れない。

こんな公園風の場所だった。


 (↑場所はたぶんこのあたり。まったく自信ないけど)

 babiも車から起き出して、先端の石積み堤防からやっていた。スピナベに本当ならフッキングしないくらいのチビサイズが釣れていた。

 これで3人とも初琵琶湖バスを釣ったわけだ。こんな簡単に釣れていいのか?琵琶湖はバスが多いのだろうか。とにかく、精神的にかなり気軽になった。

 この場所は、水門、放水、アシ、水草、ゴロタ、砂浜、と狭いフィールドにいろんな地形があって面白い。

 だが、明るくなると、すぐに反応がなくなってしまった。駐車場からすぐ近くの場所なので、スレていて本当は釣れにくい場所だったのかも。

 移動。少し北へ。

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整備された駐車場。近くにはトイレもあった。

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水門にゴロタに芝生。公園風の場所。
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釣れないので、湖畔道路の反対側にある水路と内湖も試す。


 (↑場所はたぶんこのあたり

 公園風に整備された場所が多い。しかし、釣れない。さっぱり反応がない。あるのはギルあたりだけ。

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あちこちにこんなのがあった。

外来魚回収BOX。

滋賀県琵琶湖環境部自然環境保全課が連絡先になっていた。
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おそるおそる中を見ると…。

ゴミが捨てられていた。

安心した、というか複雑な気持ち。
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別の回収箱にはギルが2尾入っていて、まだ生きていた。

この中に60cmオーバーのバスが入れられていたらどうしようと思っていた。


 ほんとうに釣れない。

 釣っている人の姿をまったく見てない。陸っぱりバサーはそれなりの数いるのだが、だれも釣れていないようだった。

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内湖も試したがダメ。
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本湖側も試したがダメ。

狙うストラクチャーがないのがよくない。集中力が続かないのだ。


 (↑場所はたぶんこのあたり

 このあたりは水がわりときれいで、岸近くの水中が見えるため、「魚がいない」ことが見えてしまう。そんな状況の上に、狙うべきストラクチャーがないので、すぐに諦め気分になってしまう。おまけにクソ暑いし。

 大きく移動することにした。

 琵琶湖大橋(有料:200円)を渡って、湖西側へ。

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和邇川の河口。

遠浅らしく、ウェーディングするバサーが数人見えた。
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河口のすぐ隣りは海水浴場(淡水なので水泳場か)。

そんなところでもウェーディングのバサーがいる。

不思議な光景だった。


 (↑場所はこのあたり

 遠浅の河口は人気のポイントらしく、さんさんと照りつける太陽の下でもバサーがいた。そしてすぐ隣りは水泳場なのだ。なんだか不思議な光景だった。

 今まで行ってきたバスが釣れるフィールドでは、「泳ぐ」とか「水遊び」は縁がなかった。同じようなクリアレイクの富士五湖でもマリンジェットやウエイクボードなどで遊んでいる人は多く見かけたが、海水浴場と一緒になった釣り場ってのはどうにもヘンだ。

 そういえば、琵琶湖の海水浴場(だから海水じゃないって)の付近といわず、明るくなるとあちこちでマリンジェットやウエイクボードと牽引用のレジャーボートが走り回っていた。

 ここでは釣りせずに移動。ちょっと北上して別の河口へ。

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こんなに透明度が高い。

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彼方に水平線が見える。

まるで海のよう。

琵琶湖は広いとつくづく思った。


 川の名前や場所は忘れた。ここでも水泳の格好しつつバス釣り用のロッドを持っているオジサンがいた。ヘンな感じ。

 そういえば、以前バス雑誌を読んだら、立ち泳ぎしながらバスを持っている写真があった。雑誌の企画で、中学生が琵琶湖に行って、泳ぎながらキャストして釣り上げたのだった。

 ここでも釣りはせず偵察だけ。

 ちなみに、なにかで読んだ話だが、水がクリアな上に、見えるストラクチャーがない琵琶湖では、沖に遠投してブレイクやウィードを探しながら釣るのがいいそうだ。

 確かに、以前見た村上晴彦のビデオでも、砂浜からひたすら遠投して、ウィードをちぎりながらデカバスを寄せていた。水から上がるとウィードだらけの中から大きな魚体が見えた。

 だから、琵琶湖の陸っぱりバサーは河口などの遠浅のポイントでウェーディングをするのだ。立ちこんで沖に遠投して、沖のウィードエリアを探しつつ、広範囲を狙うのだ。

 そのために、遠投してウィードの中を抜けてこれるヘビキャロ(ヘビー・キャロライナ・リグ)が有効なのだ。

 というわけで、オレたちもウェーディングをするつもりでいて、そのポイントを探してウロウロしていたのだった。

 しかし、こうも陽が照りつけていると、まったく釣れる気がしない。しばらく本湖の西岸を北上して、道路から見えた内湖を攻めてみた。

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貫川内湖というらしい。

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こんな感じ。

バスがいそうな感じだが、ギルだけ。
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すぐ隣りの川も試したが釣れない。


 (↑場所はたぶんこのあたり

 内湖は池のような感じであまり水がきれいじゃない。アタリがあるのはギルばかり。他のバサーが釣ったバスを見たが、かなり小さかった。

 オレたちはランカーバスを探して琵琶湖まで遠征して来たのだが、あまりに釣れないので、ついついチビバス狙いのライトリグを用意してしまう。そして、それでも釣れなくて、ハッと我にかえるのだ。「いかんいかん。こんな釣りをしにきたんじゃない」と。

 さらに、北上。

 宿のあるマキノ町近くの知内川の河口へ。今津百瀬川園地という公園の駐車場に車を停めた。babiとkiyonは車内で昼寝をはじめたので、オレひとり付近の偵察に出かけた。

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知内川の一番河口寄りの橋から。

この川の河口が釣れるポイントとして載っていた。

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川は浅く、透明度が高過ぎて、なんだか生命感がない。

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川のすぐ隣りはオートキャンプ場。かなり整備された施設だった。

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河口は水泳場の砂浜になっていた。知内浜というらしい。

こんな場所で釣れるのか心配になった。


 (↑場所はこのあたり

 河口の浜にはオートキャンプ場から入るようになっているため、お客じゃないと入れないらしい。キャンプ場は駐車だけでも有料なので、車で河口に近づくのが面倒だった。

 マキノ町にあるオレたちの宿「リゾートイン サン八代」の下見に行った。チェックイン時間まではまだ少し時間があったので、すぐ近くから宿に電話して駐車場の場所を確認しておいた。

 目の前がビーチになっていて、宿泊客もそのビーチの有料駐車場に停める。そのため7月8月はチェックイン時間外は有料になってしまうとか。

 宿の場所と外観を確認して安心したので、さらに北へ移動。

 湖北のポイントへ。このあたりは人も家も少なく、自然が豊富な環境。奧琵琶湖といわれるあたりだ。

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菅浦のワンド。

静かで水がきれい。ブレイクが見えるが、ウィードは少ない。

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ゴロタ場と砂浜が連なっている。

急深の地形なので、条件はいいはず。

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ビーチサンダルでウェーディングしてみた。


 (↑場所はこのあたり

 菅浦の漁港の近く。観光客向けの駐車場とトイレが湖畔にあった。そこから階段で水辺へ降りることができる。

 ここでウェーディングしつつ遠投して、ウィードを探ってみようということになった。暑かったし水がかなりきれいだったのでビーチサンダルで水に入った。オレはサンダルを忘れたのでbabiに借りた。

 前もってリグっておいたヘビキャロを取り出すと、思ったよりシンカー(中通しオモリ)が軽かった。グラム表示じゃなくて号表示で3号と書かれてあったので、判断を誤ったらしい。これではヘビキャロじゃなくてライトキャロだ。

 それでDAIKOのベイトロッドでなく、PIXYにキャロをセットした。リグの先端にスイベルを付けておいたので、簡単にセットできる。PIXYロッドは少し長めなので、いちおう遠投には向いている。しかし軽いルアーを投げるためのタックルなので、キャロには向いてなかったのかもしれない。

 ワームはバークレイの6inchラトルスネークというビッグカーリーテール。これでウィードの上や中を通すことでデカバスにアピールするのだ。合ってるかどうか自信ないが、最近のバス雑誌などで「マキマキ」といわれている手法だと思う。

 3人で沖に向かって遠投を続けた。しかし、ウィードが絡まってこない。たまに水草がひっかかってきても、1本や2本とかごく少量。豊富なウィードエリアのはずなのに、なにかおかしい。

 水の透明度が高い中、狙うポイントがない遠投は、すぐに集中力がなくなってくる。ほんとうにこのあたりにバスがいるのだろうか?いないところへ投げてただの徒労なのでは?と不安になってくる。

 オレはまだそれなりにキャロの遠投に期待があったから続けていたが、もともと気が短いbabiはそうそうに飽きてダレていた。仲間がダレると感染するようで、オレもやる気がなくなってきた。

 そして、たいして時間が経ってないうちに、ここはダメだと判断して引き上げた。

 どうにも腹が減ったので、移動。ドライブインのような看板があったので、山道を進むと展望台と食堂があった。その食堂でメシ。

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つづら尾展望台。

ここでメシ。とにかく腹を満たすためにカレーライス。味は忘れた。
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琵琶湖は広いとつくづく感じた、展望台からの眺め。


 (↑場所はこのあたり

 メシ食ったあと、このあたりで有数の夏向きポイントへ。菅浦近くの岬、黒土崎。

 ポイントマップによると、「湖北では定番のポイント。突出した地形のため水通しよく初夏以降が良い。水深3〜5m付近に大岩があり絶好のポイント。しかし必ずバサーが立ち寄りプレッシャー与えるため最近は厳しい。」…だそうだ。

 車を停める場所が少なく、適当に停めて歩いたら、水辺へ降りられる場所があった。ちょうどそこが岬先端らしかった。

 小さめの礫石が多い浜で、ブレイクがすぐ近くにあって急深。そのブレイクに沿って、いくらかウィードが見えた。

 これはかなり期待できると判断して、またもサンダル・ウェーディングをはじめた。

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山の斜面が湖岸ギリギリまで迫り、急深な地形のためブレイクが近くにある。

かなり期待度大。
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地平線に向かってキャストしていると、すぐに不安になる。
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ブレイク沿いの少ないウィードから釣れたチビバス。

チビなのに腹がパンパン。エサを食べたばかりなのか。
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AD常吉ワーム&ADジグヘッドのフワ釣りリグで。


 (↑場所はこのあたり

 キャロを沖に向かって遠投して、ブレイクの向こうを探ったが反応なし。ウィードエリアを見つけられなかった。

 ブレイク沿いに少ないウィードが生えていて、水に入って近づくとギルがウロウロしているのが見えた。しかしバスの姿は見えない。

 ライトリグのスピニングロッドに替え、この少ないウィードの中に「フワ釣り」っぽくワームを漂わせるとギルあたり。それでもしばらく続けるとやっとフッキングして、チビバスが釣れた。20cm台前半くらい。

 しかし、ライトリグでチビバスを釣るために琵琶湖に来たのではないのだ。再びPIXYのキャロを投げ続けた。

 そのうち、雷が鳴り出して、この場は一時撤退することにした。

 移動して、琵琶湖の最北部へ。

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琵琶湖へつながる水路。

流れはないが、対岸にブッシュなどストラクチャーがあるので試してみた。

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釣れたのはチビバス。それもケガしてる。尻尾を喰われたのか、かわいそうな感じ。


 (↑場所はこのあたり

 国道沿いに走ってると、ちょっと良さそうな水路があったので試してみた。対岸がブッシュや流木のストラクチャーに富んで、狙ってみたくなるような感じなのだ。

 ライトリグを使うとギルあたりのみ。やっとフッキングしたと思ったら、やはりチビバス。

 う〜ん、ダメだ。

 少し戻って、最北端のワンドの漁港(規模が小さいので船溜まりか)に停めた。

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流入河川沿いの船溜まり。

目の前が河口になっていて、かなりあやしい感じ。

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テトラからワンドへ遠投。

河口の流れがあって、良さそうな感じ。


 (↑場所はこのあたり

 夕マズメのいい時間に入ったのに釣れない。さっぱり反応がない。

 なんだか疲れてしまって、これで納竿。来た道を引き返し、南下してマキノ町の宿へ。

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オレたちが2泊する宿、「リゾートイン サン八代」。目の前はビーチ。

すぐに主人が出迎えてくれた。


 (↑場所はこのあたり

 宿の駐車場に停めると主人が出てきて、出迎えてくれた。なかなか話し好きの人らしく、荷物のロッドを見たのかバス釣りの話になった。

 琵琶湖はブルーギルばかり何倍も増えて、相対的にブラックバスが釣れなくなったとか。透明度が高いので雨後の河口みたいに濁った場所なら釣れるのではないかと。

 荷物を持ってチェックインを済ませて部屋へ。窓全体から海が見える眺めのいい部屋。広くはないが、白くて清潔感のある部屋だった。

 風呂セットを持って温泉へ出発。15分ほどで「マキノ高原温泉"さらさ"」へ到着。冬はスキー場、夏は広大なオートキャンプ場、そんな広い高原の中に整備された温泉施設があった。

 日帰り入浴600円。2年ほど前に完成したばかりなので、新しい建物だった。

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マキノ高原温泉“さらさ”。

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まわりはオートキャンプ場のキャンパーで賑わっていた。

あちこちからバーベキューの煙が昇っていた。


 (↑場所はこのあたり

 そういえば、後日知ったことなのだが、このマキノ町は地元が積極的に参加することで珍しく成功したリゾート観光開発の事例だとか。こんな記事を読んだ。
 それにしては真夏の3連休の稼ぎ時に、部屋に空きのあるこの宿は何か問題があるのかも。温泉やキャンプ場は賑わっていたようだが。


 入浴施設の中の食堂で晩メシ。ぐったりと疲れが出て、3人とも言葉少なめ。

 帰り道でコンビニに寄ってビールとツマミを少々。宿に戻ると会計を済ませた。明朝早くに出発するためチェックアウト時に清算できない。明夜も泊まるのだが、2人になると金額が変わるのでこの日だけで清算しておきたかった。

 部屋に戻って、今日の分の交通費と宿代を清算。そしてダラダラ飲みながら今日の反省。といっても、すぐに寝てしまった。風が強かったので窓開けは少しで、エアコンつけたまま。

 目を上げると、窓ごしに、夜の海に浮かぶ漁船らしい明かりが見えた。

 翌朝こそランカーを釣ろうと、3:45に目覚ましをセットした。


【本日の釣果】
 琵琶湖…3尾

□⇒翌日へ⇒□




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