遠征2日目。琵琶湖北部の宿で。
どこかで目覚ましが鳴っていた。「電気つけてくれ」というbabiの声。たぶん先に起きたkiyonに言ったのだろう。点いた照明が眩しくて起きると、窓の外は真っ暗。
眠い。完全に寝ぼけモード。早寝早起きの生活リズムに慣れないオレとしてはどうにもダメだ。徹夜と釣行の疲れが出ている。それでもなんとか布団から出て、動き出した。babiとkiyonはテキパキと動いていた。
4:00。荷物をまとめて宿を出発。近くのコンビニで朝食の買い物。
北上して向かう先は、昨夕試した「黒土崎」。昨夕は雷に中断されて移動したが、宿から近いし今まで試した中でロケーション的に有望ということで、貴重な朝イチに選択した。
黒土崎の岬の近くでも、こんな暗い時間からすでにバサーを数人見かけた。このあたりを攻める陸っぱりバサーは、クリアウォーターでは明るくなると釣れないことを熟知しているらしい。
せっかくの朝イチなので、気合いをいれてウェーダーを履いた。これで多少でも前へ進んでいける。といってもこのあたりは急深な地形のため、すぐに進めない深さになるのだが。
昨夕停めた場所には車が2台。まさかバサーの先行者か?
いや。昨夕この場を離れるときに見かけた車だった。バサーでなく、水遊びしながらバーベキューといった感じのグループだったと思ったが…。まさかここでキャンプしたのか?と水辺へ降りていくと、その時のグループらしいテントサイトがあった。
ちょうどこの場所だけはバサーはいなかった。
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