つーか、b氏は自分でフローター持っててそれなりに釣行してるくせに、なぜフローティングベストくらい持ってないかな〜、とツッコミ入れたりしながらボートに乗船。
レンタルはハンドコンタイプのエレキしかないから、ハンドコンをボートの後ろに取り付けてバッテリに接続。けっこう簡単。しかし、自前のフットコンタイプのエレキを持ってきて、バウデッキや魚探を準備してるバサーたちは時間がかかっていた。そんな人たちがレンタルしている一人乗りの小型ボート(たぶん10ft)のほうが、幅広で安定感がありそうな感じに見えた。
まったく地形がワカランので、先行したボートを追って、まずは上流方向へ向かった。
崖の岩盤、オーバーハングしたブッシュ、細かい立木、などなど攻めがいのあるストラクチャーがいくらでもあった。
しかし・・・。反応がない。まったくない。
まわりのボートの人たちを見ても、誰ひとりとして「きたー!」とか「釣れたっ!」とか「うぐっ!(バシャバシャッって魚と水の音)」とかの声を出してない。静かーにロッドを振ったり、ここはダメだという顔をしながらボートを操船したり。
まずい。釣れない雰囲気まんてんだ。
おまけに寒い。この時期の南房総は早朝だけは寒いが、日が昇ればすぐにTシャツでいいくらいに暑くなる。とくにボートの上は水面の照り返しがあって暖かい。そんなはずなのに、日が昇っても寒いまま。
冷たい風が吹いて、日陰に入ると震えてしまうくらい。「すぐに暑くなるから防寒着はいらないよなっ」と言ってオレたち二人とも薄着だった。寒いと集中力が持続しない。それにトイレが近くなる。
これはマズイよ。
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