2005年6月18日(土)-19日(日)
スモールマウスバス遠征-桧原湖小野川湖フローター
福島県・裏磐梯エリア 宿泊:いかり潟キャンプ場



 前日の話はこちら

 2日目の朝。

 釣り侍氏に起こされたような気がした。「ああ、あかんっ。もう5時やでぇ」みないな声がしたようなしなかったような。

 確かに5:00過ぎていた。レンタルボートの出船が5:00だから、できれば4:00くらいから浮いていれば、静かな湖面の釣りができたのだがもう遅い。ロッジの外に出ると、キャンプ場前の入り江にもすでにいくつかボートが見えた。

 昨夜の話では3人ともセミルアーで釣れたことで満足していて、早朝の釣りはそれほど気合い入れなくてもいいか、という雰囲気だった。毎年、早朝はそれほど良くないのだ。

 それでもせっかく起きたのだから時間がもったいないし、空は曇っていたので釣れそうな感じ。あまり良くなかったら早上がりにしよう。とりあえず、9:00終了。ということになった。

 それから急いで準備した。ダブルアクションポンプを借りて、少し凹んだ状態のフローターに空気注入。眠くてダルいのに、いきなり汗だくになる運動だった。

 朝食のパンや飲み物をフローターに積み込んで、エントリー。昨夜はたどり着けなかったイカリ潟へ向かった。

 しかし、ちょうどタイミングが悪かった。この時間は、レンタルボート店がイカリ潟近くの浮き桟橋へ客とボートをエンジンボートで牽引してくる時間なのだ。だから、何度もエンジンボートが往来して、その度に引き波が起きた。

 スモールはエンジンの音がするとトップに出ないらしい。そして引き波はフローターを大きく揺らすので集中して釣りができない。

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2日目朝、なんかイマイチ。

釣り侍氏のロッド3本には、ジッターバグ、ミノー(ベビーシャッド?)、グラブが付いているのが見えた。

 イカリ潟までの移動中に、ジッターバグやセミルアーを試したが反応がない。やはり人の気配を感じて、もうトップに出ない時間帯になっていたのかもしれない。

 イカリ潟入り口の手前、昨夜セミルアーで釣れたポイントあたりで何度もキャストしていると、やっとジュポッ!と出た。

 しかしノらない。どうも小さいスモールかギルが反応したようだった。

 しつこく、岸ギリギリの冠水植物のキワを狙ってセミルアーを投げていたら、ミスキャストして高い位置の木の枝に引っかかってしまった。

 セミルアーはフックが多いので、いったん絡んだら、なかなか外れない。もう1本のロッドも使って、枝を揺らしたり、ラインをひっぱったりしてがんばっているうちに、ラインが切れた。セミルアーは回収不可能になってしまった。ルアーロスト。ああ、残念〜。

 いつの間にか雲が晴れて、陽射しが強くなり、暑くなった。だんだん集中していられなくなった。

 イカリ潟の内部に入ると、奥まったワンドに静かな湖面が広がっていた。波も流れもなくプールのような感じ。

 岸に向かってワームを落としてみたが反応がない。トラウト用のセミルアーをセットして、中央の島まわりを狙ってみたが、1-2回、ギルっぽい反応があっただけで釣れなかった。

 今朝は曇っていたからコンタクトレンスをしないで出発したので、眼鏡の上に偏光サングラスを乗せて水中を観察してみた。足が着く場所でフローターを停めて座ったまま、朝食のパンを食べながら、魚の姿を探した。

 日の当たる浅瀬にはまったくスモールらしい魚影がなかった。唯一、ネストのスモールが1尾のみ見えただけ。イカリ潟は魚影が薄いのかもしれない。

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スモール用セミルアーをロストしたので、代打のトラウト用セミルアー。

このデジカメはピント合わせにくい。
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イカリ潟の内部。

水に動きがなく、プールみたい。
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イカリ潟の入り口にかかる吊り橋。

どうも釣れない。

 イカリ潟が反応ないので、戻り方向で少し粘ってみたが、まったくダメ。暑いのと、まわりのボートが多くて、まったく集中できない。ボートバサーには、たまに釣れている人もいた。しかし全体的に人が多すぎて、釣れていない感じ。

 やる気なし状態のまま、ダラダラ戻っていると、もう9:00近く。キャンプ場のエントリーポイントを見ると、釣り侍氏は上陸済みだった。

 丸儲け氏と会って話しを聞くと、何尾か釣れたようだった。一緒に上陸して、これで納竿。

 結局、今朝の釣果は、オレと釣り侍氏はボウズだった。

 フローターを立て掛けて、裏側を日に当てて乾燥させる。釣り侍氏のジョイクラフト製のフローターは生地が乾きやすいのですぐに水気が消えた。オレと丸儲け氏が使っているタイプは布地のカバーがあるので、乾燥させるのに少し時間がかかる。

 タックルを整理したり、ロッジの中の寝袋などを片付けたり。乾いてきたフローターの空気を抜いて収納したり。

 そして、キャンプ場管理人さんに頼んで、渡船を出してもらった。これでこのキャンプ場と桧原湖と、スモール釣行が終了した。

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フローターを乾燥させつつ、荷物の片付け。
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荷物が片付いたので、管理人さんの渡船の準備待ち。

やることないので、桟橋から水の中を眺めたりしてヒマをもてあます2人。
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オレもヒマなので桟橋から見える景色を眺めたり。
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キャンプ場から見えるだけでも、数多くのボートが浮かんでいた。
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いつも仲良しな、キャンプ場管理人さんと飼い犬のアル。
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出船直前にアルの大アクビ。
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桧原湖の中央を行き来する遊覧船。

この引き波は大きくて、フローターや小さなボートには大迷惑。

 長峯の桟橋に着くと、荷物を降ろし、管理人さんとアルに別れのあいさつ。そして丸儲け氏の車に荷物を積み込んで、桧原湖湖畔をあとにした。

 目的は風呂。虫除けスプレーと日焼け止めと汗にまみれた体をさっぱりしたいのだ。オレが何度か行っている「猪苗代アルカリ温泉 布森山の湯」へ。

 さっぱりしたので出発。次は恒例の寄り道。釣り侍氏いわく「ここの饅頭と豆を買わなぁ、スモール遠征に来たって気がせぇへんやんな」というくらい気に入っている「柏屋 薄皮饅頭」へ。ここではタダで饅頭の試食ができるし、タダでコーヒーやお茶も飲める。

 続いて、すぐ近くのデニーズへ。金曜夜の出発時に、オレのロッドとリールを釣り侍氏に進呈したので、その返礼がデニーズの昼飯ということになっていた。

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長峯の桟橋から荷物を積み込み、出発。
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風呂入って、さっぱり。

この温泉、オレは5回目くらいかも。
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無料の饅頭とコーヒー。
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磐梯山。

スジのように見えるのはスキー場。
 風呂入ってさっぱりして、恒例の饅頭食ってコーヒー飲んで、メシ食って満足して、帰路に。近くの磐梯高原ICから高速道路へ。

 帰りも行きと同じように磐越道→東北道→外環というルート。日曜の午後の遅い時間に東京に着いた。練馬からオレのうちまで渋滞にハマりながら。そして、丸儲け氏と釣り侍氏と別れた。

【今日の釣果】
桧原湖…0尾
 【2日間の釣果】
 計…6尾

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【後日談】

帰宅してすぐに、デジカメからバッテリとメモリカードを抜いて乾燥させた。翌日、デジカメの電源を入れると、やはりノイズのような横線が表示されて、撮影した画像データにも横線が記録されていた。おまけに内部からジージーというモーターとギアの駆動音みたいな音。光学ズーム機能はないから駆動部なんてないと思うのに。なんだろう。本格的にダメなのか。メモリカードは問題ないので、撮影データはすべてOK。

念のため、しばらく乾燥させようと、数日放置してた。忘れたころ(4日後?)に電源を入れると、なんと横線が出なくなっていた。撮影した画像にも横線がない。もしかして直った?あらま〜、って感じ。

2年連続で水没から復旧したこのデジカメ。やるじゃん。
もう4年以上もバリバリ撮りまくりで使ってるんだけど、かなりタフなヤツです。

水没に強いデジカメと認定 : SONY Cyber-shot DSC-F55DX


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