FACE-ROCK
初企画
沼尻 session

に行ったお話

FACE-ROCK
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 東京都小金井市。JR中央線の武蔵小金井駅(何度もTV放映されて有名になった開かずの踏み切りがあるところだ)を降りて8分ほど北へ歩くとスノーボードショップ「RING」の前だ。付近は閑静な住宅街になっている。

 とても住みやすい街なので、オレはいつのまにか10年近くも住んでいる。オレのウチからRINGまでは徒歩2分。一番近所のコンビニへ行くより近い。

 RINGには気さくで優しい店長と、2匹の看板犬「ルルとララ」がいる。ルルとララは最高なやつらだ。近寄るだけで尻尾をぶんぶんと振って、うれしさを体いっぱいで表現してくれる。近づこうものなら、ありったけの力で抱きつかれ、ベロベロべろべろと舐めまくられて熱い歓迎を受けること間違いない。オレも負けないように2匹の体中を触ってやるのだが、大型犬2匹のベロベロ攻撃には勝てない。

 店は全面ガラス張り。明るくオープンな雰囲気のため入りやすく、女性がひとりで気軽に入店してもまったく違和感がない。通な常連ばかりが集まっているようなイメージが強いスノーボード専門ショップ、いわゆる“ショップ”としては異例かもしれない。

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RINGの入り口で。

左が店長。そしてルルとララ。右はオレと友人の犬コラール。

人間が大好きで仕方がない愛すべき3匹。


 そのRINGのオフィシャルTEAMの名前を『FACE-ROCK』という。詳しいことは知らないが、RINGの常連客やその仲間で構成されているらしい。

 ある日、RINGに行くと店内の張り紙にツアーの案内があった。そのツアーこそ、『FACE-ROCK』初企画の沼尻ツアーだった。FACE-ROCKというチームについてもまったく知らなかったし、目的地である沼尻スキー場だって初耳のゲレンデだった。

 福島のゲレは雪質がイイ。片栗粉のような粉雪は手で握っても雪玉にならない。新潟のように重くベタベタしないし、那須や群馬のようにすぐにアイスバーンになったりもしない。だから今までも裏磐梯方面は何度も行ってきたが、この沼尻は知らなかった。

 話の流れでオレも参加することになり、紆余曲折のちオレ号に4人乗って、現地へ向かうこととなった。同乗者のいきさつについては長い話になるので割愛するが、なんと4人が全員お互いを知らない初対面。

 1月23日早朝、磐越道の磐梯熱海ICを降りてからの「母成グリーンライン」は有料道路だが、冬季は無料通行となる。その母成グリーンラインは完全除雪と書いてあったのに、除雪はしてあったかもしれないけれど完全に凍った道だった。オレの車はスタッドレスこそ履いていても所詮はFF。四輪駆動車のように安定して走ることができない。リアを左右に滑らせながら、途中の登り坂では何度もスリップして停まりそうになりながら、なんとかゲレンデ駐車場までたどり着いた。

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沼尻スキー場、一本松駐車場。

マイナーゲレンデだと思っていたが、それなりの数の車が停まっていた。

コースはそれほど多くない。
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RING常連チームの車はテキパキと慣れた感じ。中にはスクレーパーを取り出してワックス剥がしを行っていた人も。

さすがだ。見習わねば。
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オレ号の同乗者たち。
こちらはおとなしめのスノーボーダー。

デジカメを車のルーフに置いてセルフタイマーで撮ったため、構図がズレた。残念。


 降雪も吹雪もなく、コースは圧雪バーンだが固くもなく、コース端には深雪も多く残り、快適なゲレンデコンディションだった。だが、標高が高いせいか、風もないのにかなり寒く感じた。湯沢や水上沼田エリアとは温度が違うようだった。

 半分以上は同乗のA氏とツルんで滑っていた。A氏はオレより10歳以上若く、直前に某掲示板で知り合ったばかりなのだ。

 常連チームは数が多いのでどこにいたのかわからないが、何人かがキッカーで飛んでいたのとパークでジブやってたのは何度も見かけた。

 自分の滑りについては割愛。とりあえずオレは飛んでいない。あんなのムリです。勘弁してくださいーっな感じ。

 参加者27名、それぞれが好みの滑りを楽しみ、いつの間にか夕方。最後に全員が集まって集合写真を撮った。

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まさにサークルのような構図。
ちと恥ずかしい。

でも楽しい。

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 別れの挨拶をして、6台の車はそれぞれ別れて帰途についた。

 オレ号は温泉がデフォルトでセットになっているため、前もってWebの情報を調べておいた付近の温泉宿へ向かった。沼尻スキー場から山を降りてすぐが「中の沢温泉」という温泉街になっている。

 ちょうど建物の前でリング常連チームのオデッセイ号と会い、この旅館の露天風呂の雰囲気が良いらしいと伝えると一緒に入ることになった。実はこのオデッセイ号、RING付近に停まっているのを何度も見かけている。

 入った温泉宿は「花見屋」。日帰り入浴は19時までOK。500円という低価格もうれしい。さすが、露天温泉旅館と自ら名乗っているだけのことはある。日本庭園の中に広い露天風呂。もちろん雪の中だから雪見風呂だ。泉質もよく、しっかり暖まることができた。

 帰りは母成グリーンラインをやめて、少し遠回りだが国道を通って磐越道へ出た。カーブやアップダウンがなくていくらかマシだったが、国道も凍った道だった。

 というわけで、帰京。

 なぜか東京に入ると雪が降っていた。不思議な感じ。

 福島日帰りはかなりツライし眠い。翌朝起きて出勤するのが大変だった。筋肉痛は1.5日後にやってくるようになってしまったし…。これで1月に入ってから4回目の雪山行だったわけで、今シーズンはハイペースで続けてきたが、どうにも体力年齢的な限界が近い気がしてならない。

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