2004年4月11日(日)

茨城淡水-デカいの狙って竜ケ崎

茨城 :小貝川(竜ケ崎市)ほか




 Webでバスの情報を探していると小貝川でいいサイズが上がってる話をよく目にする。小貝川は利根川の支流で牛久沼にもつながっていることから、バスの魚影はかなりありそうだ。

 以前、福岡堰常総橋で釣ったことはあるが、小貝川のポイントはよくわからない。そこであちこちWebを探していると、某サイトでポイントが紹介されていて、そのあたりのWeb地図を見ながらいつか行こうと目星をつけておいた。

 そして4/10(土)、友人らと都内で会う用事があり、そのままひとりで釣行に向かうことにした。六本木や渋谷で飲み食いし、友人らが泊まるホテルでしばし酔い醒ましした後、皆に引き止められながらも(釣りに興味のない人からすれば、こういう行動が理解できないらしい)、首都高と常磐道を使って、茨城へ向かった。

 霞ヶ浦周辺は何度も足を運んでいるので土地カンがあるが、牛久沼から南のあたりはさっぱりダメだ。そのため早めに来て、うろうろしようと思った。

 日の出前に竜ケ崎市に到着。コンビニで食料調達した後、その小貝川へ行ってみた。カーナビの詳細画面を見ながら、川の地形と駐車できそうな場所を探した。カーナビは便利なのだが、地図情報が古かったり、詳細データが足りなかったりして、最後は自分のカンと目が頼りになる。

 地図で見て自分が想像してたのとは違うが、とりあえずアヤシそうな場所で試してみることにした。
(だいたいこの辺り

 あとで思い出したことなのだが、柏ICから一般道を走ってくる途中で、ネコがクルマの前を横切った。この時は忘れていたのだが…。

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暗いうちに到着して、ジャマにならず駐車できるスペースを確保。

明るくなるのを待ちながら着替えたりタックルの準備をした。
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やっと日の出が見えた。

いざ釣行開始。


 岸沿いのバラ葦周辺を狙ったのだが、さっぱり反応がない。それよりコイかフナがバシャバシャして賑やかだった。確かこの時期特有の交尾行動だと聞いたことがある。

 適当にキャストしながら下流へ歩き続けた。

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少し歩くと中州を見つけた。

本流は向こう側を流れ、手前は流れの緩いシャローエリア。

これは実にあやしい。


 小貝川はそれほど流れが早くないが、それでもバスは流れが緩く「何かあるところ」にいるはず。ほかにストラクチャー(障害物)がなければ、こんな中州はかなりあやしく見えた。

 中洲の葦の中ではコイかフナがバシャバシャやっていた。そんな賑やかな場所はバスが逃げると聞いたことがあったが、ほかに狙うところがない。

 とりあえず、中州の葦から手前の岸までのシャローエリアにスピナーベイトを投げ続けていたら・・・

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きたー!

ものすごく強いヒキ。大きさからコイかと思ったが、上げてみたらバスだった。

スピナベが曲がっていた。

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重い〜。

ヒキの強さと、締まった筋肉質なところが川バスらしい。
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でかい!

46cm。

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歯がスルドイところも川バス特有らしい。

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KEITECH・カスタムミニスピン・9g。黒。


 この中州で自分が釣りはじめた時から、堤防の上から見ていた自転車のおじさんから「おー、でかいなー!写真撮ってやろか?」と話しかけられ、しばしバス釣りの話をした。

 そのママチャリおじさんもバス釣りをするらしい。このあたりでは30cm台が多くて、40cm台はあまり見ない、コイがよく釣れてしまう、と言っていた。

 自分ははじめてこの場所でやってみて、いいサイズが釣れたのでたまたま運が良かったと説明した。

 釣行開始から1時間も経っていなかった。このあとも少し試したがまったく反応がなかった。

 またキャストしながら移動してクルマに戻った。クルマに戻って飲み物を飲みつつシートに座ると、急激な眠気に襲われて、意識を失った。

 気がつくと、後部座席に寝て、ドアを開けて長靴を履いたままの足を外の縁石に乗せた状態だった。ドアを開けたまま、下半身はクルマから出たまま眠っていたのだった。

 陽が高くなって暑くて起きた。いつのまにか昼近くになっていた。

 場所を移動して、少し上流へ行くと、バサーが数人見えた。支流との分岐と水門があり、明らかにあやしいポイントだった。そこで他のバサーに混じって試してみた。

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陸っぱりバサー多し。バスボートもよく立ち寄った。

支流側でバラしたのを見たきり、他は釣れていなかった。
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しばらく歩きながら、この支流と水門も試したが反応なし。

かなり雰囲気は良さそうなのだが、さっぱり。


 歩き回って疲れてしまった。風も強くなってきたので、納竿とした。

 前日、都内で会った友人の一人から貰ってクルマに積んできた自転車を降ろして、組み立ててみた。折りたたみ自転車なのだ。

  少し乗ってみたり、また組み立てたり。天気の良い河川敷ではいろんなことができる。

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タイヤに濡れた跡があって、どうもこのワンコがマーキングしたらしい。

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ルーフボックスに積んできた折りたたみ自転車。

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組み立て。

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完成。

堤防走ってみると気持ちいい。

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今度はちゃんと折りたたんでみる。

けっこう小さくなるのだが、かなり重いので持ち運びには向かない。


 自転車を片付けて、移動。

 どうにも腹が減ったので竜ケ崎の市街地へ行って何かないかと探したら「すき家」があったので昼?飯。

 さらに、カーナビの地図を見ていたら付近に大きな池を見つけたので偵察に向かった。

 新興住宅地の真ん中にある公園の中の池だった。行ったり来たりしてやっと水辺に近づく道と駐車場を見つけた。

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「H沼」というらしい。

まあままの広さがあり、ワンドなどの入り組んだ地形に護岸されていない岸と、期待できそうな池だった。
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日曜の夕方ということもあり、犬の散歩の人たちがものすごく多い。

この住宅地で犬を飼っている人たちみんながこの公園へ散歩に来ているかのよう。


 偵察だけのつもりなのでタックルは持たず、かなり雰囲気良さそうなH沼のほとりに立って、水面を眺めていたら、大きなモノを担いで奧の歩道を昇っている人を見つけた。

 ん?と思ってよく見ると、担いでいるのは「フロートボート」というバス釣り用の一人乗りボートだった。

 おお!バサーがいる!と思い、すぐにその人の後を追っていき、駐車場でフロートボートを車に積み込もうとしている最中に声をかけた。

 この池のことを聞いてみると「釣り禁止ではないと思われる」「フローターで浮いているのは見かけない」「小さいバスならたくさん見えたのでかなり数は多いはず」「今日は47、35、30とハードプラグで3本釣れた」という。

 これはかなり期待できる情報だった。

 この日は偵察だけなので釣行はせず。近いうちに来ようと決心しつつ、移動。眠くて仕方ないので、風呂で寝ることにした。

 竜ケ崎にある公共の人工温泉「湯ったり館」には、リクライニングソファーのある部屋があって、心地よく爆睡できるのだ。500円と良心的価格だし時間制限ないし22時までいられるし設備が新しい。しかし週末は激混みになってしまい、小さな子供が騒がしいのが難点。

 湯ったり館で閉館ギリギリまで寝てから岐路についた。


【本日の釣果】
 小貝川…1尾
 計…1尾




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