Update:2001/06/29
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| 恵山岬の水無海浜温泉 根性ナシのボクは入れなかった… |
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| やっぱり今日もどんよりと | フナムシや海草と一緒に入るのはちょっとネェ |
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| 南芽部町の木直 ボクの名前は鈴木直広 それだけ | カニメシランチのドライブイン 外観があやしい |
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| 噴煙を上げる有珠山 まだ通行止めの道もある | 新登別大橋から120m この怖さは伝わらないと思う |
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| 登別のそばの倶多楽湖 なぜ神秘なのかは不明 | 地獄谷のまわりは白い煙と硫黄臭がすごい |
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| 登別には鬼と閻魔様がいる 地獄から関連? | 温泉街らしくストリップ 看板ハデすぎ |
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| 今日の道連れヒッチハイカー O君 |
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曇り だんだんと朝起きる時間が遅くなってきている。 夜、移動のあとで、デジカメの画像を選んだり、メモ から日記の内容をまとめたり、HTMLタグを書いたり していると、すぐに遅い時間になってしまう。 まるで東京にいるときの生活のようで、ちとマズイ。 函館から東の、亀田半島の亀田郡恵山町にある道の駅 「なとわ・えさん」で目を覚ますと、空はどんより 曇っていた。クルマの外に出ると目の前に海が ひらけている。そう、北海道にいるのだ。 さて行動しよう。 恵山で移動を止めたのは、恵山の裏側に位置する温泉へ 明るいうちに行きたかったからだった。 ガイドマップに「波打ち際の湯船の下から湯が沸き…」 という説明と、本当に海の間際に岩の湯船がある写真が 非常に興味をそそった。 こういう旅行ではガイドマップを使ったりしないの だが、今回は『ツーリングマップル 北海道』を参考 にしている。地図がメインになっているしし、道の走り やすさやキャンプ場の細かな情報が載っている。 この本はバイクツーリングの旅行者が利用するための ものなので小型サイズ。バイク向きの情報が多いが、 ボクにも有益な情報ばかりだと思う。 ボクは、バイクや自転車に寝袋などの荷物を満載して ツーリングしている旅行者を敬愛している。 残念ながら、ボクはバイクの免許がないし、自転車で 旅ができるほど体力や勇気がない。 どんよりした空と海と、いくつも続く小さな漁港を 右手に見ながら、R278を進んだ。 途中、行き過ぎて戻ったりしながら、亀田郡椴法華村で 国道を外れて、恵山岬へ向かった。山を越え、花畑の 向うに灯台がある公園を抜け、細い山道の途中に看板 があった。「水無海浜温泉」。 ガイドブックの通り、波打ち際に湯船(岩をコンクリー トで固めてある)の四角い仕切りが見えた。 もちろん脱衣所もないし、覆いもないし、お金を取られ ることもない。 タオルを持って降りて行ったのだが、入浴は諦めた。 いろんな露天風呂に入ってきたので多少のことは気に しないのだが。 ここは、仕切られた場所に海水が入っているだけの、 生ぬるい潮溜まりだった。 波があれば海水が流れ込む。海草もカニも流れ込む。 そのうえフナムシが群れてざわざわして、底の岩に ぬるぬるしてそうな海苔が生えている。 気持ち良く温泉を楽しむことができそうになかった ので、あきらめたのだ。 ちょうどその時、おばさんグループがやって来て、 「あらー、お兄さん。入らないの〜? 大丈夫よ。 見ないから(笑)」 「いや、ちょっと。こんなだし…」 「あら、ほんと。昔は漁師さんが岩を掘って入った 温泉らしいわよ。でもこんな状態じゃあねぇ」 てな感じのやりとりをして、その場を離れた。 風呂はあきらめて、次はメシだ。 ガイドマップによると、ここから少し離れた長万部 (おしゃまんべ)に、カニメシのランチバイキングが あって、14;30までと書いてあった。 少し急ぎ気味にR278を北上した。 途中、芽部郡南芽部町に「木直」(きなおし)という 地名があった。 ボクの名前は「鈴木直広」。真ん中の2文字だ。 ただそれだけのどうでもいいことなのだが、それでも デジカメで撮っておいた。 右側に海と漁港を見ながら、広くてまっすぐの北海道 らしい道を進み、R278からR5へ直進した。 山越郡八雲町のあたりで、道路の左端で、片手を揚げ 大きなリュックを持った人の姿が見えた。 ヒッチハイカーだ。 急ブレーキを踏んでも少し通り過ぎてしまったが、 ボクは喜んでクルマを停めた。 ヒッチハイカーは好きだ。ボクが最近読んでいた本は、 作者がヒッチハイクであちこちを旅行した話がとても 面白く、憧れるようなストーリーばかりだった。 過去に一度しか乗せたことがない。それも地元の人が 1時間に1本の電車に乗り遅れ、隣の町の役場まで 行って欲しいと頼んできた、四国の時だった。 だから、旅行者ははじめてだ。 「室蘭のほうまで行きたいんですけど…」と彼は 言った。 ボクと少し下くらい年齢に見え、背格好も似た感じ。 汚い感じもなく、誠実そうで、アゴのちょろ髭が 似合っていた。 彼(O君)は大阪からヒッチハイクだけで青森へ、 そしてフェリーで函館へ来て、室蘭でホエール ウオッチングの船に乗るつもり。 さらに富良野か夕張へ向かいたいと言っていた。 寝る装備はテントなしで寝袋だけ。長距離トラックに 乗せてもらったり、地元の人の案内を受けたり泊めて もらったり、駅で寝たり。 2週間の予定だが、北海道はもう3度目だとか。 関西弁だがうるさすぎず、ボクとのスムーズな会話が 好感持てた。長万部のカニメシを誘ったら、同行させて ください、と言った。 旅の道連れができた。 カニメシのバイキングは880円。カニメシとイカスミ ゼリーのほかには特に普通で、それなりの味だった。 長万部からはR37に入った。 室蘭までの間には、噴火でたいへんなことになった 有珠山や洞爺湖(とうやこ)がある。 O君にたずねると、ぜひ一緒に行きましょうという ことになった。 道すがらいろんな会話をした。ヒッチハイカーの困る ことや、ボクのクルマを使った旅行のこと、ボクの 過去の旅行こと、O君のここまでのルートや、前に 行った北海道の楽しいところの話など。 かなりプライベートなことまで話した。 R230へそれて進んだ。 有珠山と昭和新山は噴煙を上げ、洞爺湖は大きな湖。 有珠山噴火の影響で通行止めになった道路もあった。 あたりまえだが、道連れがいると、景観に対する リアクションが同じだったり違ったりして、会話が 楽しい。 再びR37へ戻り、室蘭方面へ。 午後遅い時間になり風呂の話をすると、温泉に同行 させてください、ということになり登別へ向かった。 登別は室蘭の先だが、最後はどこで降ろしてくれても かまわないとO君は言った。 室蘭を過ぎてR36になり、一般道へそれて登別温泉の ほうへ。ボクのガイドブックとO君の持っていた 「るるぶ 北海道」の情報を併せ、温泉は遅い時間 までやっているので、暗くなる前に寄り道することに なった。 橋から川まで落差120mという「新登別大橋」や、 神秘の湖というキャッチフレーズの「クッタラ湖」、 登別の源泉でもあり硫黄の匂いと白煙が起ちこめる 「地獄谷」をまわった。しっかり観光している。 O君は、ヒッチハイクではこれだけ細かにあちこち 見てまわることができないので、かなり充実した、と。 登別温泉は、入浴剤で有名なように、しっかり温泉街 の様相を呈していた。浴衣姿のおじさんが歩き回り、 土産物店が並び、ストリップショーの看板らしい 派手なヌードのイラストがあり、地獄谷にかこつけた 鬼や閻魔の像があった。 登別温泉の格安日帰り入浴温泉である「さぎり湯」。 和風の入り口。有名温泉街にあるのに良心価格390円。 混んでなく、きれいで広い風呂場。硫黄系の白い湯 などの数種の湯やサウナ。豊富な湯量と熱すぎない湯。 ボクの中ではかなり得点の高い温泉だった。 温泉は大きく分けると3種ある。 白い湯と腐卵臭の硫黄系、無臭透明だが舐めると しょっぱいナトリウム系、茶褐色の湯の鉄分系。 正しいことは知らないが、今までの経験から、ボクは 勝手にそう分類している。 硫黄系の温泉がいちばん好きだ。実際はわからない けど、体に効きそうな雰囲気が良い。 温泉の休憩所でしばらくO君と会話して、携帯電話の 番号の交換をした。明日のホエールウオッチの船が雨で 欠航になったら電話してくれ、と言っておいた。 温泉街を離れ、O君を登別の駅まで送った。 登別なら室蘭まで電車で行ってもヒッチハイクしても すぐだ。駅なら寝る場所にも困らないだろう。 「お互いにいい旅をしましょう」と握手して別れた。 また、ひとりになった。すっかり夜だ。 地図を見ると次の道の駅まで遠い。 でも北海道の道では50km離れていても時速50kmで走れば 1時間で着く。そんなに単純でもないが、大きな差は ないと思う。それだけ混まないし信号も少ないのだ。 街には明かりがあるが、街と街の間は真っ暗な道を 進んだ。多くはないがまわりにクルマが走っているし、 峠道でもなく整備された道ばかりだったので、 辛かったり寂しい感じはなかった。 登別からR36を苫小牧(とまこまい)、苫小牧から R235を門別(もんべつ)方面へ。 牧場や競走馬を飼育している牧場の看板が両側に増え てきた。サラブレッドの放牧で有名な地域らしい。 競馬好きのメッカのようなところなのだろう。 新冠郡新冠(にいかっぷ)町に入ったときは夜遅い 時間になっていた。 コープや公共施設などが隣接する、市街地の道の駅 「サラブレッドロード新冠」に駐車した。 また遅い時間に寝ることになってしまった。 明日は襟裳岬に向かう。岬の前後は何もないはず だから、暗くならない間に岬をまわりたい。 さて、また曇天でなければいいが。 2001/06/27 |
今日時点の総走行距離:
51,868km (スタート時50,216km)